2007年8月7日火曜日

新選組血風録 第十五話

新選組血風録 第十五話 永倉・原田・斎藤(左右田一平)
脱走
左右田斎藤、「斎藤流」認定の巻・・・

冒頭から、三方に脇差って・・・.....orz
あまりにも直球勝負で悲しすぎるヨ結束先生・・・。

伊東先生の・・・というよりも、北辰一刀流の
異様な羽振りの良さからお話はじまりはじまりー

同門の、山南先生藤堂さんに、なんとなく漂いはじめる暗い影。

その辺のムードを、沖田君はもちろん、原田隊長も
気にしている。
近藤先生のいいところは、流派などというちっこいことに
こだわらない大きなところだ。原田隊長、
斎藤さんに至っては、
「自分でも何流かわからない」
と、アバウターな発言。

原田隊長、「あんたぐらいなら斎藤流で通るがよ、」
と、軽くその神な腕前を褒めながら
「伊東ってひとは、党中党を作るような人だ」と、鋭く分析。

山南先生の悲劇は、
伊東とキャラがかぶってしまった上に、
新参の伊東の方が、なぜか押し出しがよく、
しかも野心家であったことかもしれない・・・。

最近の山南さんを心配して、沖田君が
無駄話をしにくる。
「ワタシにとっては、先生、いや、実の兄より身近な
気がするんですよ」
と、弟分モード全開で、山南さんのこじれた心をほぐそうとする。

一方、土方副長も、山南さんが怏怏として楽しまない様子は、
「心の病」と察知。
不穏なムードの中で、沖田君のプラトニックデートシーンが和む。

デート中も、
斃すか斃されるかの毎日の自分
そして
八の日に音羽の滝の水でお茶を点てる娘
どちらも同じ人間の生活なのに、
遠いなあ・・・と、哲学入っている
およそ、デートに向かない男。沖田総司。

山南さん、意を決して、近藤土方になにかを伝えようとしたのに、
あいにく二人とも外出中。
その夜、書置きを残して江戸方面へ去る山南先生。

多分、山南先生は、いろんな意味で、優しすぎたんだろうなぁー

さあ、さあ、さあ、さあ!
幹部緊急招集。
山南先生の件をどうするか、局長ヒアリング。
みんな動揺して、理の通った発言ができない中、
��タ━(゚∀゚)━!

我らが左右田斎藤

「山南さんは、何と言っても局の大幹部ですし、
江戸以来、近藤先生の相談相手です。
ワタシは、もう一度、近藤先生と山南さんが、話し合う
必要があると思います。
そうすれば、山南さんも、また別な方法をとるでしょう。」


よく言った!漢:斎藤!!


伊東は、斎藤とは別な思惑で、山南擁護。
しかし土方副長の腹は最初から決まっていた。
鉄の隊規の前に、幹部も平隊士もない。
副長、すぐに鬼采配。腕前も、キャラ的にも最強の沖田を追っ手に派遣。

最近の時代劇にありがちな、切腹シーンは全くなし。
視聴者の教養と察する力に訴えている。
沖田君にも、安易にだんだら羽織などは着せないで、
お作法どおりに黒紋付で介錯したらしいことと、
近藤先生の座敷の床の間で、椿の花が落ちる演出で充分。

さすが結束信二。
あの原作を、よくぞ45分にまとめあげました。
神の仕事としか言いようがありません。

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