2012年3月30日金曜日

左右田さんを偲ぶアンケート 集計結果

左右田一平様

四十九日を過ぎて、上月プロデューサーと一緒に、
雲の上の結束先生や舟橋さん、小田部さん、それから雄之助旦那、
ほか懐かしい面々と再会したでしょうか。

ネット上の、左右田さんファンの皆さまのお力添えを得て、
左右田さんのご他界を惜しみ、
そしてその仕事をこれからも愛し続けるであろう我らの、
左右田さんをお偲びする心をここに表して、心からの感謝を捧げます。


左右田さんを偲ぶアンケート 集計結果
��募集期間 2012.02.17-2012.03.29、回答数28件)

※グラフが見にくい場合は、クリックすると少し大きくなります。


問1 左右田さんの演じた役で、一番好きな役柄は?





問2 左右田さんのどんなところがお好きですか?





問3 左右田さん出演の作品を1つだけ人に勧めるなら?




「その他」に挙げていただきました菅原文太氏ゲストの回は
「待っていた用心棒」 第20話「遠い国からの客」かもしれませんですね。


<以下、左右田ファンの皆さまの、左右田さんへの溢れる思い>(ご投票順)

■左右田さんの優しいおじいさん役とかをたくさんテレビで見られそうな気がしていたのです。
本当に残念です。


■とにかく、左右田さんのナレーションが大好きでした。
訥々とした中に温かみがあり、ほかのだれでもない、
左右田さんオリジナルのイントネーションは絶品でした。(じゅんたか)


■時代劇専門チャンネルで用心棒シリーズを見る機会があり、
そこではじめにときめいたのが品田さんでした。
それ以来品田さんを演じている左右田一平さんにも興味を持ち始ました。
��「落雁の城ブログ」さんにもその勢いの中でたどり着き、
拝読致しておりましたことをこの場をお借りして告白致します)

『天を斬る』の権田さんも、『血風録』斎藤さんも、『燃えよ剣』裏通り先生も、
はたまた『砂時計』の最終話近くに出ていらっしゃる漁師さんからグルコサミンのCMまで、
とにかく左右田さんを追いかけてきましたが、
やはりはじめにはまった品田さんの印象たるや強いものです。

そんな中でもうひとつ強い印象を残しているのは『月山が見ている』です。
幸いにして1度拝見することが叶いましたが、
劇中「やんだ、やんだ」という台詞の切々とした声色にぎゅっと胸を締め付けられた思いでした。
それまで見ていた左右田さんの役どころとは異なる分、新たな魅力を発見できたと思います。

訃報に接したのはネットのニュースで、見出しを見た瞬間に目が熱くなりました。
もうお姿を拝見することは叶わないのですが、
素晴らしい映像作品が残っている分、
いつまででも左右田さんという俳優さんを思い出していけます。
長く長く記憶に留めていられます。
自分の人生が終わるまでずっと左右田さんは大好きな俳優さんです。


■この人が居るとホッとする。そんな人が左右田さん。
特に用心棒シリーズでの万平旦那が大好きだった。
武士なのに丸腰。刀はどこぞの質屋の質草に(笑)。
でも柔術の師範でこれがまた強い強い。
その上食いしん坊で食べ物の蘊蓄を語り出すと止まらない。

役柄とはいえ幕末あたりに実際こんな武士もいたのでは、
と思ってしまうところが左右田マジック!
願わくば左右田さん、栗塚さん、島田さんとでしぶ~いけれど涙有り笑い有りの
用心棒版三匹のご隠居をやって欲しかった。


■画面にお姿を少し拝見するだけでホッとさせてくださる存在でした。合掌……。


■栗塚、島田、左右田の3人コンビで、演じた豊かな人間的魅力。
先の「燃えよ剣」(炎の戦陣)での、小田部さんの伝蔵とのコンビも絶品だった。
戦い終われば、敵も味方もないと、伝蔵に語り、薩長軍兵士に毅然とした、
態度をとり、伝蔵も毅然となった。何回観てもすがすがしい気分になった。(辰七)


■左右田さんが亡くなられたなんてシヨックです。
名演技でいろいろ楽しませてくれてありがとうございました。
用心棒シリーズ、血風録などの左右田さんの演技は永遠に不滅です。


■映像の中の飄々とした演技を見ていると、お亡くなりになったとは思えません。
特に品田万平役は個人的にも何事にも動じないナイスなキャラで大好きでした。
・・・「でした」という過去形の言葉はあまり適当ではないかもしれません。
これからも作品の中で我々の心にずっと生き続けると信じています。
ご冥福をお祈りします。 ロイ


■突然の訃報に驚きました。ダンナは知ってたのに、私は知らなくて…。
かもんさんのホームページ、お訪ねするのが怖くて、
今日まで遅くなってしまったことをお許しください。
書きたいことはいっぱいあるけど、なんだか言葉が出てきません。
大好きだった人がどんどん亡くなられていって、
自分が一生懸命生きていた時代がどんどん遠くなっていってしまう…とてもとても寂しいです。

私の中では、左右田さんはやっぱり血風録の斎藤さん、
そして燃えよ剣の裏通り先生ですね。中でも、ほとんど他の回は記憶にないのに、
なぜか小学生の胸にしっかりとインプットされた「あかね雲」の斎藤さん。これに尽きます。
最近は、グルコサミンのCMも素敵だったのに;;
もっともっと活躍していただきたかったです。
ご冥福をお祈りいたします。m(__)m
かもんさんも、どうぞお気を落とされずに…。千華拝


■「燃えよ剣」の裏通り先生がやっぱり一番好きです。
「血風録」や「用心棒」の左右田さんもいいけれど、
私の場合、あとから時代劇専門チャンネルで見たものより、
準リアルタイムで見たもののほうが強く印象に残っているようです。

新選組の物語は、隊士一人一人が脚光を浴びる群像劇ですが、
その中に「見守り」役の裏通り先生と伝蔵さんがいたからこその「燃えよ剣」のような気がします。
一見、多摩の百姓の倅が志を立てて京に上るという青春ドラマみたいですが、
それは傾きかけた幕府や一つの時代の終わりという背景の中で、
最初から暗い影を持っていました。
隊内の粛清や花形隊士沖田の病気など、さらに時代の流れも受けて、
後半になると加速度的に暗さを増してきて、小説ならいいかもしれませんが、
テレビドラマではつらくて耐えられない。

そんな中で、いつも冷静に時勢を語っていて、
ときにはばっさり希望のない現実を指摘しながらも、
伝蔵さんとのかけあいの中で、どこまでも彼らを見守っている安心感というか、
そういうものが感じられる裏通り先生の存在は貴重でした。
この裏通り先生、やはり左右田さん以外には考えられません。
熱くなる伝蔵さんに対して、いつも飄々としていながら、確かな包容力。
それがあったからこそ、つらい「燃えよ剣」の後半も、救いがあったような気がしています。

初めての書き込みで長々と失礼いたしました。ゆかりと申します。どうぞよろしくお願いします。


■好きな出演作品、到底しぼれませんでした。
「海仙寺党全滅」のように中心人物でなくても、
ほんのちょとっと出ているだけで素敵なのが、左右田さんですから。
やはり、笑っているお顔が好きです。
でも、「紅さんご」で、女の子が命を落としたことを知って、
「結局、何にもならなかったよ」と言ったときの厳しい表情も忘れられません。(ふみ)


■左右田さんは、映像での役柄を通して拝見しているだけにも関わらず、
間違いなく「お人柄の良い方」と思える方でした。
人としての「徳」をお持ちだったのだと思います。
本当に面白そうに、楽しそうに笑う笑顔にとても癒されました。
特に最近の笑顔(グルコサミンのCMとか…)は最高に素敵でした。

時代劇で何本か悪役も拝見した事もあります。
その時はお顔つきがガラッと変わり凄みがあって、流石の演技力と思いました。
かつての時代劇には欠かせない役者さんだったと思います。
左右田さんのこれまでのテレビドラマ、時代劇の総出演数を数えたら、
きっと驚くべき数だと思います。
左右田さんという名脇役の、日本のテレビドラマや時代劇への貢献度はもっと、
もっと評価されるべき素晴らしいものだと思います。

結束先生の作品での左右田さんしか語れない半端者ですが、
天地正大流と左右田さんの笑顔をこれからも思い出しながら頑張って生きようと思います。

いっぱい書けるとの事で、いっぱい書いてしまいました。σ(^^;)
もっと、もっと語りたいくらいです。
このような機会(場)を作って下さって、かもんさん、ありがとうございました。


■かもん様。
ご家族が居られるのに僭越、と書かれておられ、
そのお心使いにさえもご心痛が感じられます。
さらに私など、かもん様を差し置いて何を申しても僭越な思いが致します。
そんなこんなで、何度か書きかけては消してしまい…
でも、意を決して!

最近のご活躍も嬉しく拝見し、穏やかな気持ちになったり励まされたり致しましたが、
私にとって左右田さんと言えば、やはり結束作品です。
他の諸々の素晴らしい事共、方々があったにせよ、
私が心酔する結束脚本、その真骨頂は左右田さんと共にあったと思います。
脚本家、演出家、俳優、撮影スタッフ、ファン…素晴らしい相乗効果の無限ループの要には、
紛れも無く左右田さんが居られたのだと。
ご冥福をお祈りいたします。


■子供に好かれる大人役が、演技でなく出来る人です。
観客にもその人柄が伝わるのでしょう。
この人が出てくれば、屯所の空気も明るくなって、沖田君たちも笑いだすんです。
そして私たちも。しかも、そんな古い名作の中の過去の人で終わらずに、
最後まで現役で活躍されたことも立派ですね。あやかりたいです。


■新選組血風録で、ちょっとした立ち姿の時に腰に手を当てるだけで
壮士の雰囲気を漂わせるなど、真面目に役にとりくむ姿に打たれました。
「向こうで待ってなさい」としごく簡単に言う、
その言い方が戦場に赴く男の覚悟を匂わせるなど、しびれました。
ご冥福をお祈りいたします。


■そのたたずまいを自分の祖父のように思っていました。
この世からまたひとつ心を温めてくれるぬくもりが消えました。
でも、心の中にぬくもりは残り続けると思います。
左右田さんのこと、ずっと忘れません。

■リアルタイムで「新選組血風録」を見たのが中学2年の時。
すぐに「斉藤一」が大好きになりました。
私にとって、「男はかくあるべし」と言う原型がこの「斉藤一」になりました。
それからだいぶたって、中野での「上映する会」の会場の裏階段で
偶然左右田一平さんとはちあわせしたときに、「前にお会いした事がありますか?」と言われ
「初めてですが、中学生の時からファンでした」と言うと、
御礼を言われて恐縮したのもなつかしい思い出です。
かもんさんのような筋金入りのファンの存在を知り、大変うれしく、
頼もしく思っておりました。
出来れば、時代劇専門チャンネルで「用心棒」シリーズを放映してもらって、
多くの左右田ファンと一緒に左右田さんを偲ぶ事ができたらいいなあとおもっております。


■左右田さんの長い芸歴のなかで、
私が知っているのは結束ドラマシリーズに限られてしまうのですが、
その中でも品田万平は天下一品のキャラクターでした。
結束先生が当て書きされた役柄が左右田さんの個性と相まった
結晶であることは言わずもがな、悪目立ちせずに主役を喰ってしまいながらも、
絶妙なバランスできちんと枠の中に収まっているという、まさに名脇役でいらしゃったと思います。

もう一度栗塚さん、島田さんとご一緒に時代劇に出演していただきたいと願っていました。
もう一度、左右田さんにしか演じられないドラマを見たいと思っていました。
訃報を聞いた時はその衝撃で涙しましたが、日が経つにつれて悲しみが深くなる一方です。

そんな喪失感の中で、ふとした拍子に左右田さんの笑顔を思い出すと、
心がほんわかと温まり、今まで以上の懐かしさを覚えます。
左右田さんと出逢えたことを、心の底から嬉しく思っています。
ありがとう左右田さん。これからも大好きです。nakko


■優しい笑顔に癒されました。寂しいです。


■やはり、なんといっても万平旦那が一番好きです。
飄々としながらもたくましく、達観しているようで時に人間くさい。
そんな旦那の自由な生き方を見るのが楽しくて、
毎回登場シーンのテーマ曲が流れると心が躍ったものでした。

バッドエンドが大半を占める用心棒シリーズを、
悲愴感に打ちのめされることなく見続けることができるのは、
万平旦那の存在があってこそだと思います。
左右田さん以外には演じられない、
特別なキャラクターとして私の心の中に残り続けています。

しかし問3に関しては、ひとつだけ人に勧めて確実に惚れさせるには、
という点に重点を置いて考え、左右田さんが最も漢前な作品「海仙寺党全滅」を
選択させていただきました。左右田斉藤さんは、まさに理想の上司ですね!


■俳優になってくださって ありがとう
結束時代劇では無茶苦茶な鬼スケジュールこなしてくださって ありがとう
海仙寺党の撮影、万全じゃなかったのに神の巻 ありがとう
あかね雲で泣かせてくれて ありがとう
用心棒シリーズの全編ナレーション ありがとう
なんでもありの品田さんを動じず飄飄と ありがとう
いつも飯炊き薪割り怪しい診療 ありがとう

アースのCMで、「そうだ!」とダジャレをありがとう (見たことないけど)
地味に大河や民放ドラマの脇を固めて ありがとう
きっと桜咲くキットカットで受験生に春を ありがとう
前進座で朗読劇を ありがとう
ご病気をおして、グルコサミンのCMでほのぼのを ありがとう
震災のあと、サントリーのCMで歌の励まし ありがとう
生涯現役  ありがとう

わざわざお葉書とお電話を、ありがとう
ファンを大切にするおやさしいお人柄に ありがとう
そして、
ただ一人泣き暮れていたファンを、
ファンの皆さんの力で癒してくださるご遺徳に ありがとう。

まだまだいくつも挙げられますが、このささやかな企画を以って、
四十九日追善にかえさせていただきます。(大炊かもん)

��以上)------------------------------------------------------------


問1については、品田さんの天地正大流がぶっちぎりで強さを発揮。
「天を斬る」の権田さんに票が入らなかったのは認知度の低さだ!DVD発売を熱望。

問2では票が割れるも「飄々」に軍配。

問3では、斎藤一役の漢前が一人勝ち、さもありなん。

コメント欄では、左右田さんのお人柄が偲ばれるすてきな思い出や、
ごひいきキャラクターへの熱い思い、ひとつひとつ、
繰り返し繰り返し拝読して、左右田さんを愛惜しているのが自分ひとりではないと、
日に日に癒される心地がいたしました。
時専様、追悼番組はまだですか。

※なお、最終のコメント欄では、もったいなくも、わたくし大炊へのお労いのお言葉を
 お書きくださった方々も多く、まことに恐縮なのですが、
 まずは原文のまま掲載させていただきました。
 お差支えがございましたり、そのほかお気づきの点がございましたらご一報ください。

※2月中に投票して、最終の質問に記名なさりたいかたは→こちらからご連絡ください。


たくさんのご回答をありがとうございました!

左右田さん、受け取ってくれ!
 我らの言葉の花束を!