ラベル 俺は用心棒[左右田一平push] の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 俺は用心棒[左右田一平push] の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008年8月6日水曜日

俺は用心棒 最終回 乱れ雲

天地正大流あやしげ雑炊レシピ。
万平旦那、家伝の雑炊レシピ披露中

人影の絶えた京洛をひた走る千造、
早速ファンサービスから。

ロングショットだと、はじめ小田部通麿さんって、
分からないのだが、後ろ姿になると、急に
「千造か?」
と、目星がつくのは何故なのか。
走る後姿のシルエットが、羽織着て、裾からげて、蟹股で、
何となく、ルパンや次元な感じが特徴的。

青木同心と千造の別れのシーン
あー、当時、こういう別れをした人たちが、
どれほどいたことか・・・と、シンミリ。

時は鳥羽伏見あたり、そして沖田の消息も匂わせる
いつもの、無駄も隙もない、結束磐石の前振り

ところかわって、
洛中の居酒屋「みの吉」で、ひとり呑んだくれている野良犬の旦那。
「千客万来」の飾り額が、ちくりと皮肉っぽい。

野良犬の旦那、最終回とあってか、
初っ端から、猛烈なフェロモンビーム!
ご覧じたか、このノリノリの勝負メークを!!!!!

と、
毎回その美貌を絶賛している当ブログですが、
実は
ほぼスッピン(ドーランは塗っている)
だったということを、
時専の「旭の部屋」で今日知った遅耳。恐れ入りました。

亭主は、早く店をたたんで避難したくてガクガクブルブル。
「もう堪忍しておくれやす」
でも万平旦那と待ち合わせているので、
砲声の中、悠然と呑み続ける野良犬の旦那。

そこへ
天地正大流 品田万平登場!
何をしにいったのか、戦乱の巷からひょっこり帰り、
武力衝突を、まるで他人事のように評するだけでなく、
店の亭主に金儲けと人助けを兼ねるプランを
もちかけたりしている。

そこへ、西田良さん扮する山崎さん登場!
中立・無関係ポジションを主張するも、
結果的に山崎を庇った形になった
野良犬の旦那と万平旦那は、ここで沖田の消息を知る。

新選組云々の話のとき、
野良犬の旦那、右脇に立てかけた大刀が、
ちょっと不安定で、右肘でこっそり気にしながら
演技を続けているのが、何だかいじらしい。
スケジュール押してたのかなー。

そして沖田はといえば、
伏見の奉行所の役人の後家の家に匿われていた。
しかし居所を悟られ、薩摩の陣地に密告されたところ。

密告者に徳大寺伸さん。
血風録での原田役。ファンサービスてんこ盛り。

薩摩の侍に踏み込まれ、沖田、絶体絶命の大ピンチに
野良犬の旦那が駆けつける。
つづいてシリアスシーンには今や欠かせない男
われらが品田万平登場。
家伝の雑炊レシピを披露しながら沖田を元気付ける。

ねぎ、韮、にんにく、ほか13種類の和漢生薬入り?
・・・朝鮮人参系の、あのほろ苦くて、
食後に何か体温上がるような、あんな味を想像。美味とは言い難そうだ。

さらに長州に売られる沖田。
それを見越して、お得意の取引で船を調達し、
沖田と万平旦那 (雑炊入りの鍋つき)を落ち延びさせる
野良犬の旦那。


万平旦那
のラストコメントのひとつ、
「どうなるか知らんが、
 てめえの住んでいるまわりだけでも、
 住みよくするしかねぇ」

おそらく、現代でも、22世紀も、その先も、不動の真実。


野良犬の旦那は大阪や江戸へ行く積極的理由はなく、
後家に迫る危険を未然に防ぐ道を選ぶ。
そして思いがけず、野良犬もついに
安住の地を得るのかと
思いきや

やっぱり?
やっぱり??
野良犬は野良犬で居なければならないのか?

そして、不慮の事故死の後家を連れ帰る、ここで
「この男、どこへ行くのか、誰も知らない」
であっても、
用心棒シリーズ1stシーズンの最終回としては、
文句なしのところ。


千造捕縛で、どこからともなく野良犬の旦那が現れ、
「町の片隅に生きている者の、用心棒だ」と、ピンチを救う。

この会心のラストシーンで、
「いつもの用心棒ストーリー」が、
見事にひとつにまとまります。

土方役が大当たりしたあとで、栗塚氏に、
佐幕も勤皇もない、名前すらもない、野良犬の旦那という
役柄を与え、演じさせたこのドラマ。

組織とは、武士道とは、男の美学とは
といったテーマを背負い、現代でも絶大な人気を誇る
土方歳三とは、全く異なるポジションと価値観で行動する
野良犬の旦那を、土方の顔で演じさせた。

これは企画段階から意図していたかどうかは分からないが、
野良犬には、土方役のように、史実や立場という枷はない。
この最終回で、このアテガキが、
大きく奏功していると思えてなりません。

土方と野良犬、二人の数少ない共通点ともいえる、
幕末という時代背景で、信念にもとづき、不屈の精神で行動する
これを動機にした生き様の、なんと大きく異なることかと、
どちらが可でも否でもなく、
お茶の間に、名も素性も不明な浪人の人生を、
鮮やかに印象付ける最終回。

そして、幕末と変わらず、
今、町の片隅に生きている私たち視聴者。

私たちには、都合よく野良犬の旦那が現れることはないが、
運がよければ、品田万平にめぐり合うことは
有りうるかもしれない、かすかな希望。

斎藤一という寡黙な剣豪役から一転、左右田一平氏に演じさせた、
徹頭徹尾、殺生をせず、いい加減にみえて、
なるべく機転で難をかわし、生活力に富む、この特異な無腰キャラ、
品田万平

登場当初は明確とはいえなかったキャラクターでしたが、
次第に
「もしかしたら実在の可能性を含む存在」
として、
結束先生が思い描いた人間像と、「救い」の形のひとつを
投影したのかも知れないと、1stシーズンを見終えて思います。


なお、皆様ご存知結束ドラマ古参ファンの
辰七さんも、この回についてレビューを書いておいでなので、
記事へのリンク貼らせていただきます。→http://kamada.exblog.jp/9176020/
小田部通麿さんエピソードは必読!


ところで、
帰ってキタ━(゚∀゚)━!!!ですね!

久々に野良犬の旦那を見たら、
暑気ならぬ色気にあたってしまいそうでした。
雄之助野良犬も、また別な意味での色気がありますが、
栗塚さん、やっぱり美貌と一挙手一投足が眩しい・・・!

捨て犬も悪くないが、お行儀よく爽やかなナイスガイ役は
やっぱり若き島田順司さんの当たり役。
何だか安心して見ていられます。

----------------------------------------------------
なんかつい力が入って、絶叫百万遍。
いつものことながら長文失礼つかまつりました。



ちなみに若き日の扇千景さん。

島田さんのみならず、栗塚さんとも共演!!
しかもラストで栗塚さんにお姫様だっこされちゃうなんて。
この頃は、将来、大臣の椅子に座るなんて、お釈迦様でも何とやら。

2008年7月30日水曜日

俺は用心棒 第二十五話 めおとの風

めおと茶屋の甘酒を激賞。
「技あり」いや、一本とってもいいという判定。
めおと茶屋で甘酒を賞味する万平旦那
ちょっ、品田さん、甘酒をかき混ぜた割り箸を、
そのままテーブルに置くのはいかがなものか。

冒頭、湖畔の茶店で、主人と客のホノボノ会話。
茶店のイチオシは「あま酒」

ほかに、さかな・お茶漬け・道中用にぎりめし・
田舎団子・麦茶・かん酒・後の会話で、自慢の漬物もあるという。
おー、ちゃんと笠とわらじも売っているよ。
うーん超ブランブランしているこのバナーが読めん。「志●●婦」??


茶店の女房は、庄屋さまのお屋敷のお勝手で助っ人中。
庄屋様のところへは、郡代様がきていて、
御用金を無心という、ベタな状況。


「殿様がどっちに味方して戦さをしようと、
 それは殿様の勝手。
 戦さ支度に金が要るからといって、
 わしらが出すいわれはないわ」
そりゃそうだ。

武家が質素倹約を旨とするのは何のため
一朝事ある時のための軍資金を確保しておくため。
日頃から備え、領民を労わっていればこそ、
「ご領主さまの大事」と、ない袖も振ろうというもの。

権力を傘にきて、下々から小銭を巻き上げていく。
どこかの国の現状をも、とうの昔に看破している
結束脚本には、毎度恐れ入る。

だが忘れるな、雲霧のおかしらの三大掟。
貧しいものからはとらず、犯さず殺さず傷つけず。
全く、人品の賤しい人間の考えることは、
盗人のラスボスの足元にも及ばない。


女房が茶店に帰ると、早速キタ━(゚∀゚)━!
野良犬の旦那と万平旦那の弥次喜多道中。
甘酒を所望する万平旦那を、チラチラ見る野良犬の旦那の顔に
「またはじまったか」
「おぬしも物好きな」
と、大書してあるように見えるのがおかしい。

万平旦那、甘酒を絶賛しながら、夫婦のラブラブっぷりに
ほほえましげな笑顔を向けている。

野良犬の旦那も、なんだか少しニヤついているが、
急に庄屋さまのお屋敷から女房にお呼びがかかり、
野良犬の勘が冴え渡る。


女房が再度呼び出されたのは、郡代のご機嫌とりのため。
人妻をどうにかしようなんて、そんな下衆な考えを、
まさか、郡代さまや庄屋さまが持つはずがない。

「この亭主、察しが悪い」と言うなかれ。
小さな茶店で、清らかに暮らす二人には、
そんな穢い考えが存在すること自体、思いもよらないのだ。


郡代の部下、庄屋、庄屋の女房、
それぞれが自己中心的な発想で、
自分より弱い立場の者に、当然の如く高圧的に振舞う、
何だこの、モヤモヤした嫌な感じ。

女房の危ういところを、
亭主と野良犬の旦那がからくも救い、
野良犬の旦那は、この嫌な感じを見透かして、
示談金を正当に吹っかける。

でも、弱い立場の茶店夫婦は、庄屋の心証を悪くしてまで、
金を得ようなどと思っておらず、震えるばかり。

庄屋屋敷での、野良犬の旦那の取引と恫喝。
「この女、俺が二束三文で叩き売ってやる」
そうなのだ。
他人の事などどうでもよいと思っている輩には、
これぐらいシリアスな状況を突き付けなければ、
自分の愚行に気付かない。

なにしろ、
何でも金で売買できると勘違いしている手合い。
他人の女房の貞操すらも。

そんな人間と、対極にいる茶店の夫婦二人。
二人、しずかに真っ当に暮らしていくだけで良いという、
美しい清貧。

野良犬の旦那、示談金百両を惜しげなく夫婦に与え、
万平旦那も新天地での暮らしを薦める。
二人なら、どこへなりとの身軽さと、
信じあう視線が、本当に美しい。

だが
なぜ?
なぜなんだ。
これも、結束流の、ひとつの幸せの形なのか?

毎回のビターエンドには、本当に考えさせられる。
めでたしも有りえたのに、意図的な理不尽さで覆す。
お涙頂戴で書いているとは思えない。

ふたり、希望を胸に今生を終えて、
湖畔にそろって眠るのも、ひとつの幸せのありかたなのか?

しかし、あの清らかな夫婦の45分を思い返せば、
労わりあい、お天道様に恥じることなく、
寄り添って毎日を大切に過してきた。
もしかして、今日他界しても、悔いはないのかもしれない。

はっとする。
何てことない日常に、感謝して、大切に生きているか。
そう問いかけられたような気がしてなりません。


苦くて深い。結束脚本。良薬ハ口二苦シ忠言ハ耳二逆ラフ。

なお、皆様ご存知結束ドラマ古参ファンの
辰七さんも、この回についてレビューを書いておいでなので、
記事へのリンク貼らせていただきます。→http://kamada.exblog.jp/9176020/
(exciteって、トラックバック機能なしの模様で残念)
野良犬の旦那のフェロモンビーム全開な、
シビレるビデオパッケージの写真つき。

2008年7月23日水曜日

俺は用心棒 第二十四話 拾った道

珍しく、娘の役に立つ天地正大流介抱術。
天地正大流介抱術 品田万平グッジョブ

ありがち駆け落ち+追っ手ネタも、
結束の手にかかれば人間のエゴ三倍増し。
しかもファンの予測を裏切る結束サプライズ込み。

武家のスキャンダルに巻き込まれる
善良で平凡な老夫婦。
亭主役に、藤原釜足氏。久しぶりにお顔を見たなあー。

黒澤モノクロ時代劇の常連ともいえる藤原氏、
あらためてぐぐってみる→wikipedia藤原釜足
そんなことがあったのかあ。内務省ウゼェ。
「七人の侍」でのお百姓役は、
長塚節の「土」を彷彿とするような演技が印象的で、
「隠し砦の三悪人」でも、欲深いくせに小心な憎めない小者を好演。

でも、こういうアクのない、ふつーの老爺役も上手いのかあ。


お話戻って、
最初のサプライズとして、追っ手と駆け落ち二人の間に入り、
うまく二人を落ち延びさせたところへ、
事情を知らない万平旦那が合流したところで、

いつも、
驚くほど飲み込みの良い
結束脚本にしては珍しく、余計なひとことを言ってしまい、
事態は振り出しに戻ってしまう。

次のサプライズは、
腰元を荒れ寺に匿い、敢然と追っ手に挑む
野良犬の旦那と、万平旦那

乱闘の中、追っ手の銃口が野良犬の旦那を狙い、
発砲!
それをかばう腰元!
開始後約45分。
ああ・・・拾った命が。またもやか、結束脚本

と思いきや。


「ほぉーう、当たらなかったのか。運がいいな」
と、にっこり顔の万平旦那
笑顔で応える腰元。

だけど、まだ信じられない視聴者ここに一匹。
このあと、ずるずると倒れこむのではないか?
次のシーンは、いきなりひっそりと「新しい墓」展開ではないか?
と、
油断せずに注視していると。

翌日、野良犬の旦那と、万平旦那の後を
追っていくほど元気。

エー只今のぉー決まり手はぁー、肩すかしぃー肩すかしで、結束組の勝ち
物言いはつきません。
てな具合で、完全に手玉に取られる一視聴者。
これだから結束ドラマは毎回気が抜けない。


今回は、
野良犬の旦那、男前台詞連発。
「捨てられたのではない、拾ったのだ」
「俺は野良犬だ。噛み付く相手が決まれば、逃げはせん」

そこに居るだけで、
紫外線より強力なフェロモンビームあまねく照射中に加えて、この台詞か。
うっかり一本取られそうだ。

ところで、腰元よ、
ラストシーンで追っているのは、
介抱してくれた万平旦那ではなく、野良犬の旦那だな?
惚れたな?

腰元よ、そのカワイイお目目は節穴か?
万平旦那なら、バイタルチェック・食餌療法・服薬指導
ともにぬかりはないぞ。
悪いことは言わん。万平旦那にしとけ。

というよりも、
思いがけず娘に惚れられて困る万平旦那を見てみたいだけ。

途中、結束お家芸:意外なめぐり合わせ 
沖田君が、ほんのちょっとだけ絡むのもファンサービス。
地味だけど、シリーズ中の秀作に挙げたい回です。



ところで、以下は無駄口ですが、
この脚本の外にあることで、もしかして結束先生が
無言で示していることに、「上に立つものの器量」?

架空の話ながらこの一件、
どこのバカ殿か知らないが、
お気に入りの腰元が若侍と駆け落ちしたとしても、
捨て置く器量さえあれば、追っ手の家臣を犬死にさせずに済んだ。
ほかに、国の大事な仕事は、山ほどあろうに。

この駆け落ちを、「お家の恥」にするかどうかは、
実は殿の考え次第なのだ。

たとえ、他から「恥だ」と言い立てられても、
見栄と紙一重の名誉のみを重んじる武家社会といえど、
殿が
「あれには仔細あって、暇を出したのだ」
とでも、不問に付すだけの器量さえあれば。

これを「お家の恥」と、正当で公的な問題であるとみせかけて、
実は権力をかさに、私怨と個人的嫉妬を晴らす
口実にしている姑息さは、
現代でもよく見受ける構図だ。

あるいは、
他に重大なで難事業に直面している中で、
詰まらぬ本件を殊更に取り上げ、
家中や大衆の目を逸らす、賢明とは言いがたい政治的戦略。

上に立つ者は、その地位に見合う以上の
器量と品性を備える努力を継続する義務がある。
これを忘れたとき、分不相応なその座を、降りるのではなく、
無様に引き摺り下ろされる日が来るのだ。


ラスト、殿からも、小心な若侍からも解放され、
おそらく初めて自分の意思で歩き始めた腰元の姿には、
見る人それぞれにメッセージが発せられているように思えて
なりません。

実に秀作でした。今日も眼福ありがとうございます。

2008年7月10日木曜日

俺は用心棒 第二十三話 闇に白い火

左右田ファンサービスキタ━(゚∀゚)━!
薪割り万平旦那

天地正大流薪割り万平旦那
思うに、このシーン、何度かNG出ていたのでは?
二本目を割るとき、
「えへん」と小さく咳払い。

口元や顎のあたりに手を持っていくしぐさは、
心理学的には「軽い緊張や不安」
を拭うものとされているはず。
ここ、演出じゃないなら、NG出ていたのかもと、想像です。

いやー、大体、左右田さんは
薀蓄台詞も多いし長いし、立ち回りのほかに、
飯炊き・お運び・介抱・魚釣り、
そのうえ薪まで割る多才っぷり。若干NG出ても不思議ではない。

さて、
いつもの結束風前振りで、チラッと
野良犬の旦那が、地元ヤクザでバイトしているのが映り、

一方、となり町の旅籠で稼ぎを待つ無一文の万平旦那は、
薪割り・飯炊き指南・子守りアドバイザーそして
まむし酒レシピ伝授と、泊り客なのにいそいそと働いている。

最悪の場合に備えて、心証を良くしておこうという
根回しも兼ねているが、これはやらずにはいられない性分。
なにしろ、営業をはじめたばかりの旅籠という設定。

幸せそうな、若夫婦の旅籠に、
突如としてたれこめる暗雲。結束お家芸

冒頭で出てきた島帰りのごろつきが、
いわくありげに旅籠に押しかける。
おかみさんは、坊やを連れて緊急避難。
ただならぬ様子を観察する万平旦那

しかも、おのおのがた、お聞きめされたか?
「客だからって、威張って怒鳴っているのは、
近頃はやらねぇんだ。」

技あり!いや、一本でしょうこれは!一本!

昨今めずらしくなくなった「クレーマー」
昔からそういう手合いは居たとみるべきか、
それともその発生を見透かされていたとみるべきか。
結束、いつもながら深い。

つづいて天地正大流サービスシーン。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
快哉!!!!!!
だけど、この件が厄介な愛憎のもつれと知り、一旦は自重。

ごろつきどもが、
おかみさんと坊やを略取した先では、
親分と野良犬の旦那が呑んでいる。それを品田万平は、知らない。

親爺の口から語られる、おかみさんの辛い過去。
真実を知って慟哭する主人と、重苦しいムード。

錯乱する主人を諭し、女房奪還作戦に同行する
万平旦那。偶然やってきた新太も一緒。

坊を、自分の子と決め付けているごろつき。
実に下衆だ。
万平旦那のいうとおり、遺伝子上も夫婦の子かも
知れない、むしろそうかも知れないのに、
そう言い囃すことで、この女と自分の鎹にしようという薄汚さ。

拭いきれない疑惑に、
必死で抵抗し、立ち向かう、おかみさんの台詞が切々としている。
毎度、女心をよくとらえている結束脚本には恐れ入る。

そこへ、万平旦那と新太の即席コンビが
なぐりこみ。

見た?
見た??
万平旦那、廊下ダッシュしてきて、曲がり角でジャンプ!!
見よこの雄姿を!!
左右田ファンサービスシーンありがとうございます。

そのあと、おかみさんを庇いながらの立ち回り、約74秒。
八面六臂の働き。まさにヒーロー。
ありがとう。結束組。ありがとう。

三人の働きもむなしく、いつもの結束ビターエンド。

決して、バットエンドではない。
この夫婦の幸せについての、結束流の回答なのかもしれない。

今は非常事態で、お互い心が一つになっているが、
長い人生、特に坊が難しい年頃の時期など、
「やっぱりあいつの子なのではないか」
などという詰まらぬ疑惑が、
家族の絆に亀裂を生じないとはいえない。

子供も物心つくと、驚くほど鋭く敏感なことがある。
一瞬の一抹の疑惑を、見透かし、心に闇を作ることは大いにある。

爺やに育てられ、
「おとっつぁんと、おっかさんは、坊が赤子の頃に亡くなってなぁ」
という真実の方が、もしかしたら坊は、
まっすぐに生きやすいかもしれない。

と、
架空の他人の人生ながら、
深々と考えさせられてしまいました。
いつもながら、結束信二、只者ではない。


ところで前回から、撮影が羽田さんという人に変わっている。
雪山遠景が続いているから、
スケジュール的に出張ロケOKな人に頼んだとか、
そんな経緯なのだろうか。


それにしても川谷拓三、芸歴長っ。

2008年7月4日金曜日

俺は用心棒 第二十二話 見知らぬ旅の客

見知らぬ旅の客

寒空の川っぷちで、バーベキューに興じる旦那二人。

うっ!
雪深い里と、結束脚本
これは。

「天を斬る」でも
「雪割人形」「春の祈り」
などで証明済みの、勝利の方程式ではないのか?
OPの映像だけでキそうな予感。

いわくありげな三人連れの侍の道中シーンにつづき、
わらじを伏線に、
山里の藁職人の老夫婦の家で、新太登場。
親爺の台詞が、全部伏線といってもいい出来。
いつもながら会心の前フリだ。

つづいて、脱走者を追い、丹波路を行く
新選組の沖田くんと山崎さんほか二名。
ちょっと、沖田みずから出張なんて、
京の治安は大丈夫なのか?
視聴者の中だるみを許さない念の入り様だ。

舌先三寸で、女三人が留守を守る民家に潜伏する
三人連れ。
まったく、攘夷に走る一部の弁舌の徒といったら。

ここで 猫村さん 猫が、なかなかいい演技をしている。
炉端でまったりしていたのに、何だか不穏な空気を察してか、
自然にフェードアウトしていく。

開始後14分、
おや?
川べりで呑気な煙が上がっているところに人影?
おなじみの、ほのぼのミュージックと共に、
われらが万平旦那登場!!
釣れたらしいイワナを、とりあえず4匹焼いている。

ここで、結束組痛恨の演出ミス疑惑。
厚い雪に「ずぼっ」もひとつ「ずぼっ」と、
足をとられる野良犬の旦那。

そりゃーさ、ぬかるみの雪道はもっとNGだけど、
あの美貌で「ずぼっ」も、よくないよー。
だがしかし、
雪の中の野良犬の旦那は、
いつもの三乗は見目麗しく映っているので許す。

ここで、
「たいしたもんだろう」
と自慢する万平旦那、
数ではなく、焼き加減の腕前をしきりに自慢する。

串焼き三年?ちょっと調べてみたけど、出典が不明。
万平旦那、もうちょっとヒントお願いします。

せっかく万平旦那が焼いた魚を食べずに、
雪なんか食べてる野良犬の旦那。
そんなに酒がゲットできなかったのが残念なのか?
液体じゃないとだめなのか?
てゆーか、酒ってすでに水代わりのポジションなのか?

そんな野良犬に構わず、
万平旦那は「大根おろしがほしい」などと、
のんきにグルメなことを言っている。

ここで、繰り返し鑑賞すると、
「火」も、万平エピソードとして要チェック。
ラストの火縄銃のくだりで、
逃走中とはいえ、
侍の道中に火打石は標準装備ではないのかも知れないというシーン。

すると万平旦那、あの人里離れた河原で、
バーベキューの、どうしたのだ?

料理人を自負する万平旦那が、縄文式火おこしをするとは思えん。
きっと、素寒貧に見えるあの懐には、
火打石が入っていると見た。
品田メモに追加だ。


それはさておき、まんまと民家に潜伏した
三人連れの侍は、
当然のようにもてなしを受けているうちに、
女たちから次第に疑念の目を向けられる。

一方、万平旦那は藁職人の老夫婦の家に。
イワナを手土産に、一夜の宿を乞う。
ここで、はじめイワナを後ろ手に隠しているのが、
さすがネゴシエーター品田万平クオリティ。

親爺から
「よくみれば、お腰のものもないし
町の料理屋か何かにお越しで?」
と問われて、満更でもないうえに、

嬉しさのあまり野良犬の旦那に
自分の特技を大いに自慢し、
「今後は認識を改めてもらう。いいな?」
と、高らかに宣言する万平旦那

が、

思いがけず、酒が振舞われて、
がっくり「技あり」
これがこれで終わらず、またサービスシーンに繋がるのが
結束の罠

そこへ
例の留守宅の主人らしき人物が殺されている!
という急報が老夫婦の家に届く。

・・・なのに、こら、あんたたち
野良犬の旦那は、さっそく酒甕の蓋あけてるし、
万平旦那はイワナの焼き加減が気になって仕方がない。
けれど、二人とも、しっかり聞き耳だけは立てている感じはさすがだ。

この辺から、篭城モノになっていく。
一気に緊迫する民家の中。
若侍の下衆な台詞や、女相手に腕づくな無様さを見せたあと、

さわやかに沖田登場!
万平旦那にイワナを勧められても、
手をつけようとしない沖田。
そりゃ、勤務中ということもあるだろうけれど。

女たちを人質にとり、
自分の置かれている状況も忘れて
後家の生足に劣情を催す場面。

悪のレッテルを貼る場面と見るよりも、
この者が、身なりは武士だが、
精神的には本当の武士ではないことを視聴者に晒し、
浪人風情の二人連れの方がよっぽど武士、な対比を狙ったと
見るべきか。

追っ手が、あのストイックな沖田なものだから、
その醜悪さが、なおさら強調されている。
うまい。うまいぞ結束。

ここで、人質の安全確保を最優先とするフォーメーションで、
野良犬の旦那、一芸の披露を宣言。
「認識をあらためてもらう」
と、万平旦那に意趣返し。
シリアスな場面でもピリリと
ファンサービスの小技を効かせる、さすが結束、やってくれる。
毎回、ファン心理を見透かされているぅー。

そして、おいしい役どころで再登場の新太!
しかも、色男ぶりも発揮。

ミッションを果たし、
「去るものは追わず、だってさ」と、
かえって行く沖田君。
その屯営には、野良犬の旦那顔の副長さんが
居るのかと思うのもまた一興。

あーっと、ここで手元の時計で約45分経過。ロスタイムです。
と、安心するのはまだ早かった。
棺おけが二つ。
まさか。

万平旦那が、視聴者の不安を裏付けて、ビターエンド。
あーもー。
でも、ファンサービスシーン満載の一本。
技あり。

2008年6月24日火曜日

俺は用心棒 第二十話 日照り雨

ちょっ、このOP映像って。


■←品田30秒アニメを見る

��昨日まで、重くて表示できなかった皆さん御免。6/27別窓)


BGM:サザエさん 
渡辺岳夫アレンジ・演奏:アンサンブルチェンバリカ希望。
(重くて済みません。でもFlashにするほどのものでもない)

アニメサザエさんが先か、結束組が先か、
掴みはオッケーな、名所オープニングという
手法を活用していたとは・・・。どこまで凄いんだ。

しかも、
にわか雨が降ってくる場面!
「いま降りだしました」を表す、モノクロならではの工夫。
屋根瓦のアップに、雨しずくの跡。
ニクイ。ニクイぜ結束組。

ここって、
「七人の侍」みたいに、ちょびっと墨汁混ぜてたり
したんだろうか。

そして、
血風録とは別人のような、女あしらいの上手い沖田登場!
ちょっと。
「菊一文字」で見せたあの、ギクシャクっぶりは
どこへ行ったのか?
雨宿りしながら、全然気まずくない。むしろ好印象?

それとも、
「弟属性」で、お姉さんっぽい女をすぐに見破り、
その場合は、普通に打ち解けるのだろうか。

それはさておき、
沖田くんと軒先で雨宿りした髪結いの女は、
墨の大店「古梅園」の奥さんの髪結いに行く途中だった。

奈良名物:墨。
漫遊モノの要素まで盛り込むとは。

ここで、念のため、ぐぐりましたよ「古梅園」
ありましたよ、奈良の墨屋の古梅園。
どこまで細かいんだ結束組!
株式会社古梅園 http://www11.ocn.ne.jp/~kobaien/

しかも、本編に出てくる店の看板、
ここのHPに出てくる写真と一緒だー。
こだわるなー。結束組。


いかにも裕福そうな、おっとりした奥様との会話で、
髪結いの女の身の上が明かされる。
女手ひとつで、エライ。


ところがどっこい!
医者になるはずの弟が、攘夷にかぶれて帰ってきたよ!

ようわからしまへんけど
何やお侍のようななりをして
「回天」のお仕事の「同志」の方を連れて。
お医者になるんと違うたんか?

弟、ペラペラとよくしゃべる。
ここで、「傷寒論」→wikipedia「傷寒論」
ええええええ!後漢の漢方医学書?!
そんなに古いのがテキストでいいのか!?
んー、でも偉大なる東洋医学は侮れない。
あの伝説のドクター華佗先生も、後漢の人だ。


その一行を護衛してきた、野良犬の旦那
わけがわからないままに、酒と寿司の使い走りをさせられる姉。

使い走りがいやなわけじゃない。
これが、長崎の先輩医師たちなら、また別の話だ。

攘夷が飯の種っていう感じになってる状況。
偉そうなスローガンさえ唱えていれば、
自分が天下御免の存在のような勘違いを起こしている状態。
そして、常に発想と発言が利己的。

論破できはしないけど、
その胡散臭さに心酔している、弟の危険と、
何かに巻き込まれようとしているわが身に迫る不吉に、
いやなものを感じているのだ。

一方、野良犬の旦那は、洒落た台詞で、
のぼせ上がっている弟の目を覚まさせようとする。

寿司屋には昼食中の沖田総司。
姉は女の勘で、誠実と見込んでか沖田に弟のことを相談。
沖田も飲み込みがいいから、姉のショックが少ないように
言葉を選んで手短かに忠告。

「第一、間違いがない」
と言うところなんて、姉に心配かけまいと、
表情がわからないような角度で俯く演技と絶妙なカメラアングル。

そのあと、
��タ━(゚∀゚)━!
品田万平登場!えっ、登場後2.5秒で、早速カウンターの巻き寿司を失敬。
それって、サービス品なのか?前の客の残り?

有無を言わさず沖田に箱寿司を奢られ(たと思われる)、
沖田の思惑に乗る万平旦那

得意の板前コスプレで、寿司桶を取りに行くとみせかけ、
髪結い姉弟救出作戦にライン参加。

血相を変えて寿司桶を蹴り飛ばす弟に、
全く動じない万平旦那。さすが天地正大流だ。

なのに、どうしてそのまま姉と逃げなかったのか。
姉も昂然と抗議した
「髪結いの」云々。
この、理不尽なヒエラルキーへの抗議を、
どうしても今、行動で示さねばならなかったのか。
とは、毎度、劇中の他人の人生だから言えること。


「医者になるならいつでもなれる」
なれるか?
結局、その命を繋いだのは恐らく外科医だ。
そして、これから京都に行くのは、もっと腕のいい医者にかかるため。
その、豪語した「医者」なしでは、
攘夷どころか、生きていくこともできない。

多くの医者は、世の中を治療することはできないだろう。
だが、
大望もよいが、「客観すること」
医者でも、攘夷論者でも、主観や感情に流されず、
冷静に客観し、行動した者のみが、
何かを救うことができるのではないか。

ビターで皮肉な結末。深くて冴える、結束脚本。


鹿とたわむれる万平旦那のサービスシーンが
本編になかったのが惜しい。
OP、すぐ字幕がかぶって、よくみえないじゃんかぁー。

今度、奈良に行ったら、大仏殿界隈は念入りに観光だ。

2008年6月18日水曜日

俺は用心棒 第十九話 眞葛ヶ原にて待つ

��タ━(゚∀゚)━! 用心棒シリーズカラー作品。
へしこに辟易 品田万平
小料理屋で「へしこ」に辟易する品田万平

ここんとこ、
ビックウェイブなハイライト続きでイヤッホゥ。
テンションがあがりっぱなしで、
体がついていけないです。
用心棒漬けな毎日で、身の周りだけ時は幕末って気がします。

で、
「へしこ」って何??
くさやみたいなものだろうか。
さっそくぐぐってみると・・・鯖の糠漬けですかぁ。→Wikipedia「へしこ」
「お主なら退治できそうだ」
「次に喰う」
と、息がぴったりの弥次喜多ぶり。ぷっ。

あらすじ 
見廻組、桂小五郎人違い殺害ならびに証拠隠滅容疑

野良犬の旦那の化粧が、
ほぼ全シーン勝負メークで、見目麗しき限り。
しかも、ついでに万平旦那も、
特に眉のあたりが、いつもより垢抜けた、イケメン気味なメーク。

桂小五郎そっくりさんなゲスト役に、舟橋元さん。
見廻組 佐佐木只三郎に、穂高稔さん。

穂高さんについては、「天を斬る」レビューで、不覚にも
舟橋元さんと見間違えた過去を持つ自分としては、
人違いした見廻組を笑えない。
今回めんたま見開いてよく見ねば。

はじめから、桂小五郎襲撃に、乗り気じゃない沖田君
さすがな第六感。
しかも
「そんなこわい人、そう何人もいるもんじゃない」というような台詞のところ、
沖田本人もその「何人」かに勘定されているに違いなく、
強烈な説得力です。

沖田の眼力で、最初の不幸は免れたものの、
兄は一転、見廻組の凶刃に斃れる。

被害者の妹の小料理屋で、
偶然呑んでいた野良犬の旦那万平旦那は、
斬られた侍と残された妹のため、それぞれ奔走する。

喪に服す小料理屋で、妹の喪服に注目。
現代の喪服は、衿と足袋以外黒尽くめですが、
妹は、金糸の入った、いい袋帯を締めている。
櫛は白だけど、かんざしは珊瑚?紅いのをしている。

考証が勝った結果か、美術上の演出なのか、
判断はできませんが、
日本語と同じで、きものの約束事も、
世につれ変化するものと考えてよさそうだなあと感じます。

案の定、非を認めない見廻組に、
野良犬の旦那は眞葛ヶ原で決闘を挑み、仇討ち本懐。
急報を聞いて小料理屋へ押し寄せる新選組。

一触即発のピンーチ!
だが、ふと妹の存在を認めた沖田、事の真相を即座に悟り、
万平旦那に無心されていた斬死顛末書を手渡す。

沖田ファンの皆さん、ご覧じたか?
もちろん、チェック済みですよね?
封筒の裏!

チラっとしか映らないけど、
美術さん、きっとここ、絶対こだわったはず。似せたはず。

ちょっぴりだけ現存するという沖田総司の手紙、
随分と以前に、「歴史読本」等で署名の部分を見かけましたが、
彼の書き癖、たしか、「沖」の字が大きめで、
さんずい偏の部分を全部続け字気味に書く雰囲気だったはず。

具体的には、↓こんな感じです。ちょっと見難いけど。




��amazonから拾ってきました。もうちょっと大き目の画像は、
右上のスライドショーにも追加)


マニア受けまでをも意識したサービスシーン!
芸が細かい。一瞬にすら抜かりない結束組。

映ってないけど、これだけ細かい結束組の仕事、
きっと「田総司」の部分も似せたはず。
見えない部分にまで気を配っているだろうことまで伝わる画面。
ブラボー、ブラビッシマ結束組

ラスト、見廻組に付け狙われ、
包囲される野良犬の旦那がまた、抜刀しなくても
フェロモンビームだけで勝利しそうなカッチョ良さ。

ここで、ラスト前のサービスショットを一枚。
野良犬の旦那 見返りサービスショット
野良犬の旦那って、鞘は朱色だったのかぁ。
袴も、黒かと思ってたら紺色というか藍色というか。牟礼さん色?
うひゃー、カッチョイイ見返りシーンありがとうございました。

左右田さんにも、
二枚目とは言わない、せめて二.五枚目シーンを!!
時々お願いします。

2008年6月16日月曜日

俺は用心棒 第十六話 志士の写本

やば。
ここんとこ、左右田ファンサービスラッシュ。

鯖寿司を賞味する品田万平
��タ━(゚∀゚)━!
万平旦那、牢内でも構わずグルメ薀蓄の60秒
本日は鯖寿司の巻。

あらすじは、験の悪い駕籠と人違い。

野良犬の旦那が、験の悪い駕籠に乗って襲撃を受け、
やむなく徒歩となり、途中、アンニュイに
草履占いで行き先を決める程の、なりゆきまかせ。

運良く駕籠屋にたどりついて、ここは多分、別な日の撮影?
猛烈なフェロモンを発散しながら、
駕籠を呼んでくれと頼む。

つけられていた野良犬の旦那、
駕籠屋の若者の捨て身の行動もむなしく、
大人しく六角送りとなる。

駕籠屋のねーちゃんが、
写本の仕事にいそしみ、よなべする弟のために
こさえた鯖寿司のお裾分け持参で。

まったく、野良犬の旦那ときたら、
その豪腕と美貌で、喰う呑む寝るには事欠かないな。

牢屋で品田万平と再会。
残りの鯖寿司を気前よく全部、万平旦那にあげてしまう
野良犬の旦那。

万平旦那、ちゃっかり沖田君とのコネを利用して
ついでに野良犬の旦那と出牢。
沖田のコネで出牢する万平旦那
あーもー、牢内暮らしすら、しっくり来ちゃう万平旦那って。もう。

やれやれと、番小屋でみんなでお茶してると、
あの駕籠屋について凶報が入る。

ここから、娯楽時代劇らしい急展開。
万平旦那のネゴシエーターぶりも、グッジョブ。
��しかし、またもや沖田君をチラつかせる手法。)

そして。
よっしゃこれで姉弟、何とか脱出だ。
と、初見の時は安心したが、ここでタイムカウンターをチラ見すると、
開始後まだ約40分。

5分もあれば、
結束ビターエンドへの暗転には充分。

・・・やっぱりな。

せっかく拾った命、なぜ身ひとつで落ち延びなかったのか。
というのは、劇中の他人の人生だから言えること。
この弟は、どうあっても「約束を守りた」かったのだろう。

幕末の混乱も、現代も、
実は世相にさほど違いがあるとは考えにくい今、
若者の行動を、ただ愚直と切り捨てるには惜しいと感じます。

相変わらず深いな、結束。


いやしかし、万平旦那のお手製鯖寿司
二人とも食べないなら、わたしにくださいよ。
鯖街道薀蓄つき。
・・・もしかして、二人とも、あたるのがコワイのか?

俺は用心棒 第十五話 だんだら染め

キタ━(゚∀゚)━! 名場面。
チッ!料理に邪魔が入った!万平旦那
品田万平、キッチン押し借りクッキング。

あらすじは、「血風録」の「襲撃木屋町二条」を彷彿とさせるような感じ。
若い新選組新入隊士、同郷の娘、VS攘夷志士、そしてビターエンド。

裏名場面として、
野良犬の旦那の登場シーンを挙げたいのです。
随分と前に、レンタルビデオ屋さんで
��HSを見つけて初見の時以来、ずっと思っていた件。

これって。
これってちょっと。
おかしくね?

あまりのフェロモンビーム思わず納得させられそうになってしまいますが、
野良犬の旦那、あんたその桜の枝、
いったいどう差したら、そうなるのだ。
摩訶不思議野良犬の旦那の桜の枝
はじめ、右前の襦袢と着物の間に入れているのか?と
思ったが、この衝撃のショットで、
どーも、白黒映像であることをこれ幸いに、
おそらく、縫い付けてあるなど、
かなりの力技でくっつけてる感じだ。

帯に挟んでいるにしては、枝が随分と固定されているし、
殺陣ってる時にブランブランしないのはおかしい。

でも見目麗しいから許す。

任務に励み、しかも相変わらず詩人な沖田君が、
適当に生きているかのように見える
野良犬の旦那万平旦那と好対照。

血風録の沖田役は、特に近藤局長の前では
正座が多かったことを思うと、
特に今回の張り込みの場面なんて、
慣れてくだけた感じで、
もしかしてこっちが実像に近いのかもと思わせる。

山崎さんが、羽織の畳み方ををきちんと
心得て畳んでいるところも
几帳面さが出ていてヨカッタ。

おっと、万平旦那ラヴも忘れずに。

今日の名場面
鯛三百、鱧・豆腐百品。
そーなのかぁ。
何が出典なのかな?本朝食鑑とか?

今日も、中野誠也さん登場!
「こりゃ相手が悪ぃや」って、
カッチョエー。

真夜中の京の町で、テロ集団相手に無腰で
説得しながら歩く万平旦那
左右田ファンサービス。

2008年6月13日金曜日

俺は用心棒 第十三話 雷雨の日に

バイトに応募 品田万平
バイトの面接にトライする万平旦那

っきゃぁー!!!!
左右田さんサービスシーン満載!

筋書きは、芹沢鴨暗殺外伝
ゲストに里見浩太朗氏。
若い頃から、姿もいいが声もいいな。

小さな仕出し屋・芳幸。
にわか雨が縁で、しっかり者で器量よしの内儀が
芹沢鴨に目をつけられる。

そうとは知らず、急に大口のお得意さんができて
喜んで店先に求人広告を出す芳幸店主夫妻。

と、そこへ、さっそく我らが
品田万平、求人に応募。
しかし、
��0秒もの長セリフで面接に失敗。
バイトの面接失敗 品田万平
そりゃそうですわ。
あんたお侍なうえに、包丁もつたびに
いちいち薀蓄たれられたら、
芳幸はんかて、商いにならしまへんわ。
悪いこといわん、芳幸はんやのうて、
うちに来たらよろしいわ。


・・・ゴホン。
つづいて二番手。
用心棒の旦那も用心棒の押し売りをするが、
やはり断られる。

ところで、チラチラ出ていた沖田君が、
ひとこと「(芳幸に)気をつけてやってください」
言い置いていくところがニクイ。

用心棒シリーズの沖田君は、血風録での、
あの特徴的な高笑いをあまりしないのだが、
そのかわりに、
賢明で、機敏で、気が利いて、仕事も出来る男な感じが
強調されていて頼もしい。

小田部通麿さんの
「お茶や」
という皺枯れ声が、んもう、コワモテでいい!
しかも、前回、芹沢局長と一緒に御用改めしておきながらも、
決して芹沢先生に臆さず、靡かない感じで気骨が溢れている。

おっと、万平旦那もプッシュしなきゃ。

芹沢一派の押し借りを阻止した
用心棒の旦那万平旦那

この緊迫した場面でも、無腰で飄々と、
「あんた、子供の頃嫌われたクチだろう」
と、説教しちゃうのが品田クオリティ。

沖田君が気を利かせたおかげで、
女将の貞操は守れたが、
仕出屋の主人は帰らぬ人となった。

乱闘中、万平旦那が、
「わたしから離れるな」と言っていたけれど。
これって、多分、「男がすたる」ってやつなのか。
恋女房に邪な企みをされて、
黙って居られるかってんだ。っていう。

憤然と、野良犬の旦那万平旦那
沖田を訪問して不幸を告げる。
この場合、沖田君は加害者側ということになるが、
その仇討ちも含めて、決着の日は近いことを
目と目で語る。


問題の場面は、「新撰組血風録」のリプレイだろうか?
これは要検証。

2008年6月10日火曜日

俺は用心棒 第十二話 木屋町非情

天地正大流クッキング
あくまで野良犬の旦那と↑沖田君の想像。

ファンサービス全開!
ありがとう、ありがとう結束組!

筋書きは、高杉晋作京洛潜伏事件
冒頭に小田部通麿さんと、香月さん。
続いて、おおー、芹沢先生お久しぶりです。

それから、ん?宿屋のおかみは、
新選組血風録の、「誠の旗」の、染物屋のおかみ?

そして、島田さんが沖田役とくれば、
猛烈なシンクロナイズ。
結束の罠とわかっているのにはまってしまう。
開始後10分、まだ左右田さん出てこないのに、
んもう、テンション上がりまくり。

しかも、芹沢先生あわやご乱行のピンチに、地獄で仏!
沖田総司登場!
ファン心理を見透かされている。
ブラボー結束脚本!

野良犬の旦那と、沖田君の再会。
そーか、きのうは大阪だったもんな。
二人とも、きのうのバッチリメイクとちょっと違う顔。
特に、野良犬の旦那の眉のあたりとか。

早速「美粧」チェック。→きのうと同じ、林三郎さん。
でもなあ、林チームって感じで、
実際には、栗塚担当・島田担当って、
ローテーションで何人かでやったのかもだしなあ。

・・・ん?
ちょっと結束先生、
左右田さんって、あのワンシーンだけですか?
えーーーーー。(不満げに)
そのぶん、明日に期待。
「品田万平は、猛然とその技をふるう」

しかも、予告編に栗塚土方がシルエットだけ登場。
明日は、マニア必見!


ちなみに、
珍しく「瓦版」コーナーを見てみたら、
ゲストに栗塚さん。なんというゴージャスな。

マルベル堂の紹介がありましたが、
店長もナビゲーターも、
栗塚さんを一体どなたと心得るか
ひかえい、ひかえおろう だよ全く。
ハッ、すると、左右田さんのブロマイドも、
��枚くらいはあるのかも?次回上京時要チェック。

2008年6月9日月曜日

俺は用心棒 第十一話 襲撃前夜

品田万平ラヴ リターンズ!

風呂を覗かれてご機嫌斜めな万平旦那。

筋書きは、新選組の沖田君も含め、大山鳴動して鼠一匹。
サイドストーリーは、肩身の狭い婿殿。

踏み込んだ旅籠にゴロ寝していたのは、
やっぱり野良犬の旦那。
野良犬にしては、相変わらず見目麗しすぎる。
いったいその流し目で、何千人の女性ファンを虜にしたのだ。
色男はニクイ。

さらに、野良犬の旦那も沖田君も、
手入れのこの夜の化粧がばっちりノリノリで、
これってもしかして、初見の方へのアピール?
二人とも勝負メイク?

それはさておき、沖田君が引き上げ、
野良犬の旦那が押入れにコッソリ匿っていた、
町人姿の侍(小池朝雄)が立ち去ったあと、
左右田ファンサービス!
万平旦那の饒舌タイム約90秒。
要旨は、「金を乱費することは許せん」

という舌の根の乾かぬうちに、
翌日、昼間から豪勢な食事につきあっている
万平旦那。

んー、1stシーズンの万平旦那は、
チャッカリキャラは確立してるけど、
ちょっと言うことが細かすぎるかなー。
くだるにつれて、だんんだんユルくなっていくのを
楽しむかぁ。

この間、
「武士は渇しても盗泉の水を飲まず」と
皮肉を言う沖田君だが、島田順司さんが言うと
全然いやみっぽくなく、むしろ清々しいのがファンサービス。
さすがだ結束脚本!

開始後35分。
婿殿に幸福の女神が微笑もうとするかと思いきや。
やっぱり?
やっぱり結束の罠。
意趣返しなんて、過去を生きること。
将来が見えたなら、なぜそのまま、
脇目もふらずまっすぐ走ってしまわなかったのか。

とは、フィクションの中の人間の人生だから言えること。
もしわが身の運命だったら、
脇見しないでいられるだろうか。

ラスト、栗塚ファンサービスの鈍栗殺陣も、
あいかわらずMAX三人斬り(未検証。印象数値)だが、
見目麗しいから許す。
中野誠也さんファンサービスシーンもあり。

ちなみに
町人姿の侍が、
やっぱりどーしても刑事コロンボに見えてしまう。
吹き替えのお仕事、いつごろからなさってたのかなー。

2007年11月8日木曜日

2007年10月11日木曜日

俺は用心棒 第8話

赤い提灯の下
品田万平、女心のわからない男。・・・そこがまたラヴハート

脚本は、ビターってより、ダークだったですね・・・。

2007年10月10日水曜日

俺は用心棒 第6話

蒼い獣たち

万平旦那、たぶんどっか別の宿場の台所で嫌がられている

しずちゃん(岩村小百合)出演!「あかね雲」再び!・・と思ったのにぃ。

2007年10月9日火曜日

俺は用心棒 第5話

紅さんご

今日の万平旦那 「鍋は火加減で勝負」・・・ウソぉ。

沖田君が、失神した宿屋の女中を重たげに運んできたのには苦笑。

2007年10月4日木曜日

俺は用心棒 第4話

脱出

俺は用心棒 品田万平(左右田一平)俺は用心棒 品田万平(左右田一平)

久々に、久々に会えました万平旦那!!きゅん。

初回からエプロンで登場・・・。とは、
「天を斬る」以前に、「左右田→食いしん坊キャラ」が確立していた
ということなのですね、結束先生。

幕末ありがちストーリー
外国人を斬って赫々たる戦果(?)をアピールし、
攘夷の急進雄藩:長州にあわよくばもぐりこんで、
「攘夷で就職」を果たそうと夢見る若い浪人たちの物語。
そして定番の裏切り。
孤立するひとりの浪士。

そこへ、
栗塚さん扮する野良犬の旦那と、
「攘夷も尊王もない」万平旦那が、型破りな活躍を見せるのが
結束神脚本。

左右田さんの最初のせりふが
「適当に見繕えというから、こんなのを作ってみた」
ぷっ。

そのあと、栗塚さんにムリムリ試食させるのが
今後の品田クオリティにつながっていくのかと思うと
この場面だけで笑いをかみ殺してしまいます。
栗塚さんも、お目目見開いて「旨くはない」の演技が
なんとも、チャーミングです。

栗塚さんの連れの浪人にも「食ってけ」と強要、
いやがられ、
「失礼だったら、ごめんな」と、気さくにあやまるのは、品田・・・ではなくもはや
左右田クオリティ

「天地正大流 玄妙館」
柔術師範 品田先生の破れ道場にたむろして、東奔西走、
四面楚歌となった一浪士とその妻を、
見事に脱出させることに成功するのでした・・・。

明日は、沖田くん登場!トリオそろい踏みの予定。