ちまたはクリスマスムード一色ですが、
むしろこういう日こそ、ネットの隅で武士道を叫ぶ!
「寺坂の回想」という趣向が終盤で生きてきています。
これは「忠臣蔵」初見のかたも、見易かったことでしょう。GJ!
さて、名場面はやっぱり、
後世の脚色に決まっているとわかっちゃいるものの、
中村梅之助演じる、
吉良邸隣家の殿様という設定の土屋さま!
ありがとう土屋さま、ありがとう!
武家の心意気は、かくありたいもの。
吉良様が、炭小屋に隠れていたというのは、
いままでいろんな本を読んだ限りでは、本当のことだと思って
よさそうですが、
その発見に至る過程も、それぞれの「忠臣蔵」で
さまざまに脚色されていてみどころの一つ。
寝床発見
↓
「まだぬくい! 遠くには行っていない!」は、
アナログな捜査手法として、ベタですがやはり、
外せない名場面・・・。
実際には、抜け穴はなかったのではないか、というのが私見ですが、
「壁の抜け穴」に気づくきっかけも、
今回のように「掛け軸が揺れて」気づく手法と、
「手燭の炎が不自然に揺れて」気づく手法と
おもに二種類か。
抜け穴アリの場合は、その穴を伝って出たところが
だいたい炭小屋の前。
ここで、
炭小屋に向かって足跡がついている場合と、
足跡が消してある場合と、
これも、おもに二種類とみてよいか。
抜け穴なしの場合は、
ど根性で探し出す場合と、
炭小屋を一度調べて、戸は開けたままだったはずなのに・・・閉まってる?
で不審に思う場合と・・・。
この辺も、四十七士の執念をどう描くか、みどころです。
そして、現場指揮官としての内蔵助が、頑として、
「必ず居る」
と、揺るがないところも、いつの時代も、大事の時には
こういう上司に率いられたいもの、という願望の反映かもしれません。
最近の結末は、四十七士の白装束で終わるケースが
多く見受けられますが、
泉岳寺への引き上げ途中、
片岡千恵蔵主演の(・・・どの忠臣蔵だったか)、
永代橋(かな?)詰で終わるのも、
味があっていいカンジです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。