(連絡)3月16日23:59までにいただいたメールのご返信済みました。
まさか自分のブログやサイトで、祭り状態の疑似体験ができるとは
思っていませんでした。皆様ありがとうございます。
左右田さんへも、心から感謝いたします。
ちょ・・・ちょっと各方面行き届いてないの重々承知なのですが、
後日あらためさせてください。
2009年3月17日火曜日
2008年9月22日月曜日
結束信二「新選組血風録」シナリオ集
先だって、
『テレビ映画「新選組血風録」の世界
一人で熱く絶叫の紹介文をチラッと掲載しましたら、
ブログコメント、メールともに
思いがけない反響をいただきまして、
これは結束の神がかりな仕事ぶりを、もっと伝導せねばと思い、
本日はこの一冊を、強力に推すものであります。
リアルタイムオールドファンの皆様には、
「何を今更」
な記事がつづきますが、御免ください。
去年、時代劇専門チャンネルにて放送された
「新選組血風録
また、同作品をDVDでお持ちの皆様に、オススメです。
さらに、
俳優さんよりも結束信二先生への
ご興味の方が強い方には特にご推奨!
この本の本質は、
鑑賞の手引きなどという範囲を遥かに超越し、
また
「脚本としてどう書いてあったか」を検証するまでもなく、
いかに「映像が脚本に忠実」であり、
いかに我々視聴者が、おおむね
「脚本のとおりに映像を感じ取」れているか、
確認できる醍醐味に尽きると言わねばなりますまい。
お気に入りの回だけ、つまみ食い的に読むもよし、
繰り返し読み返して、紙面から映像が立ちのぼるような
錯覚を味わうもよし、
まるごと結束信二 の一冊という意味では、
『テレビ映画「新選組血風録」の世界
結束マニア向けと言えるかもしれません。
全26話のうち
虎徹という名の剣
菊一文字
海仙寺党全滅(→過去の熱血レビュゥを読む)
鴨千鳥
脱走
紅花緒
あかね雲(→過去の熱血レビュゥを読む)
風去りぬ
燃える命
の9作品を収録。
私事ですが、イチオシはやはり
左右田一平さんの魅力全開!な
「海仙寺党全滅」
「あかね雲」の2作品です。(紅花緒も捨てがたい。)
熱血レビューを書いている時は、
結束神脚本の単なる焼き直しに堕さぬよう、
念のため読み返しは自粛していましたが、
まさに、映像から感じ取った「こんな気持ち」を、
打てば響くような、簡潔で適切で明瞭な日本語で
表現されているのを読むとき、
まるで結束先生と対話し、
拙い己の鑑賞を、
「それもアリ」と、肯定していただけた
かのような満足感と、充足感を満喫できる
一冊と言えましょう。
この確信は、巻末の、上月信二氏の
「結束信二の脚本は行間から映像がうかぶ」(216ページ参照)の記述においても、高らかに証明されます。
文字で記されている部分はもちろん、
行間!
行間すらも読者や視聴者に訴えてくる
この結束パワー。
まさに、20世紀に選ばれし脚本家としか思えません。
なお、結束ファンとして惜しむらくは、「慶応四年新選組
ドラマ化されていないこと。
この感想は、また後日に譲りますが、これはどちらかというと
雰囲気的には「燃えよ剣」よりも「新選組血風録」の
イメージが重なるような気がしてなりません。
さて用心棒シリーズも、ついに最終章:4thシーズン間近。
もちろん自力で録画しちゃいるけど、
これしきの個人的問題解決で満足すべき事柄ではない。
もっと巷に、結束ドラマの普及を!!
DVD出してくれー!
----------------------------------------------------
「新選組血風録」シナリオ集
慶応四年新選組
テレビ映画「新選組血風録」の世界
2008年9月17日水曜日
帰って来た用心棒 第二十七話・第二十八話
天地正大流 節分メニュー かち栗。

万平旦那の語りにちなみ、
豆撒きや、いわし、「お化け」その他節分の習慣については
→wikipedia 節分 にも列記されている。
また、尚古の心厚きおのおのがたならば、
「徒然草」の一節
「追儺より四方拝に続くこそ面白けれ」を思い起こされ、
→wikipedia「追儺」(ついな)
節分の祭礼の一環としての豆撒きの習慣は比較的新しいことに、
既にお気づきであろう。節分の薀蓄は以上である。
さて
第二十七話「都に来た娘」
第二十八話「鬼と福との巷」
このふたつについては、特にメッセージ性を感じており、
是非とも比較しながら鑑賞したいと思っていました、
その念願を今、ネットの隅で、また一ページ。
___「都に来た娘」____「鬼と福の巷」
______一月?(季 節)2月上旬、節分の日
________娘(ヒロイン)若い女
_京の兄を頼って。(上洛理由)駆け落ちの途中
讃岐出身。奉公人。(生い立ち)元料理屋の娘。のちヤクザの女。
___おそらく地味(生活ぶり)おそらく派手好き?
恩人。ほのかな思慕(田島とは)早速に片恋?
__絹問屋・住吉屋(就 職 )居酒屋
____田島→青木(コ ネ )千造・十吉?
_自ら進んで訪ねる(その後の田島)店には行かないと明言
ひたすらに兄を待つ(将来の見通し)板前と駆け落ち
どちらの女が、どうだというわけではなく、
人生の展開の要因のひとつには、
生まれ持っての性質というものと、あるいはそれに関連し、
あるいは無関係に「運」も関わるものかと、
思い知らされる二話。
ふたりとも、田島次郎に急場を助けられるという
巡りあわせを得ながら、その運を幸運に
つなげることができなかったと見てよかろう。
地味で一途な妹を好む視聴者も居られよう、
多情な女を好む視聴者も居られよう。
妹の、辛気臭い融通の利かなさに苛立つ視聴者も居れば、
ほとんど美貌のみを恃むかのような女の軽薄さに
苛立つ視聴者も居よう。
京にしっかりと生活基盤を持った、
堅実さを評価すべきか
今生では兄に会えない事実を知らない運命を
哀れむべきか
女を磨いて武器とし、思い切りのよい人生を
選択する積極性を評価すべきか
駆け落ちを繰り返す、
刹那的な無計画さを哀れむべきか。
同時に、
我々視聴者自身も、ほんの少しの善性と、
哀れむべき欠点を抱えつつ生きていることを
抉り出される。
毎回のことながら、
結束ドラマは、気づかない間に間合いを詰めて、
人間の本質へズバリと斬り込んでくる。
まさに、剣より強いペン。
この二話は、全く違う話のはずが、
異なるメロディーラインを歌いながらも、
まるで二重唱のようにぴったりと符合して
ひとつの物語を語っているかのようだ。
そして、
田島次郎が、それぞれの女に言って聞かせた言葉
「世の中って、一ついいことがあると、続いていいことがある」(27話)
「だから、きっと会える」(27話)
「死ねば、何でも済むと思っているのか?!」(28話)
は、
結束先生が世の中へ伝えたかった言葉のうち、
最重要ともいえるキーワードに思えます。
なお、品田万平ファンサービスのサイドストーリーは、
日本一美味い(かどうかは誰も知らない)鯛めし→刺身(27話)
万平旦那の語りにちなみ、
豆撒きや、いわし、「お化け」その他節分の習慣については
→wikipedia 節分 にも列記されている。
また、尚古の心厚きおのおのがたならば、
「徒然草」の一節
「追儺より四方拝に続くこそ面白けれ」を思い起こされ、
→wikipedia「追儺」(ついな)
節分の祭礼の一環としての豆撒きの習慣は比較的新しいことに、
既にお気づきであろう。節分の薀蓄は以上である。
さて
第二十七話「都に来た娘」
第二十八話「鬼と福との巷」
このふたつについては、特にメッセージ性を感じており、
是非とも比較しながら鑑賞したいと思っていました、
その念願を今、ネットの隅で、また一ページ。
___「都に来た娘」____「鬼と福の巷」
______一月?(季 節)2月上旬、節分の日
________娘(ヒロイン)若い女
_京の兄を頼って。(上洛理由)駆け落ちの途中
讃岐出身。奉公人。(生い立ち)元料理屋の娘。のちヤクザの女。
___おそらく地味(生活ぶり)おそらく派手好き?
恩人。ほのかな思慕(田島とは)早速に片恋?
__絹問屋・住吉屋(就 職 )居酒屋
____田島→青木(コ ネ )千造・十吉?
_自ら進んで訪ねる(その後の田島)店には行かないと明言
ひたすらに兄を待つ(将来の見通し)板前と駆け落ち
どちらの女が、どうだというわけではなく、
人生の展開の要因のひとつには、
生まれ持っての性質というものと、あるいはそれに関連し、
あるいは無関係に「運」も関わるものかと、
思い知らされる二話。
ふたりとも、田島次郎に急場を助けられるという
巡りあわせを得ながら、その運を幸運に
つなげることができなかったと見てよかろう。
地味で一途な妹を好む視聴者も居られよう、
多情な女を好む視聴者も居られよう。
妹の、辛気臭い融通の利かなさに苛立つ視聴者も居れば、
ほとんど美貌のみを恃むかのような女の軽薄さに
苛立つ視聴者も居よう。
京にしっかりと生活基盤を持った、
堅実さを評価すべきか
今生では兄に会えない事実を知らない運命を
哀れむべきか
女を磨いて武器とし、思い切りのよい人生を
選択する積極性を評価すべきか
駆け落ちを繰り返す、
刹那的な無計画さを哀れむべきか。
同時に、
我々視聴者自身も、ほんの少しの善性と、
哀れむべき欠点を抱えつつ生きていることを
抉り出される。
毎回のことながら、
結束ドラマは、気づかない間に間合いを詰めて、
人間の本質へズバリと斬り込んでくる。
まさに、剣より強いペン。
この二話は、全く違う話のはずが、
異なるメロディーラインを歌いながらも、
まるで二重唱のようにぴったりと符合して
ひとつの物語を語っているかのようだ。
そして、
田島次郎が、それぞれの女に言って聞かせた言葉
「世の中って、一ついいことがあると、続いていいことがある」(27話)
「だから、きっと会える」(27話)
「死ねば、何でも済むと思っているのか?!」(28話)
は、
結束先生が世の中へ伝えたかった言葉のうち、
最重要ともいえるキーワードに思えます。
なお、品田万平ファンサービスのサイドストーリーは、
日本一美味い(かどうかは誰も知らない)鯛めし→刺身(27話)
戦国武将のララバイ・・・なのか?
♪信長様ー、今朝は厠が長うございますがぁー・・・
(古っ!!)が歌える方は、数少ない我が同輩!
以下、珍しく戦国シャウトです。
実は、安土・桃山についても、一言物申したいクチで、
幼少からの大河視聴記録を毎週更新している我、
類は友を呼び、当ブログに常々ご参集の
おのおのがたにおかれましても、きっとご同様かと推察いたします。
三国志と結束ドラマのネッ友・千華さん(現在、さこみつ御熱愛中)の影響で、
安土・桃山アンテナの感度も最近UPであります。
さて先週の日本経済新聞で、
日本史をテーマにした店舗情報を発見。
��記事本文は→こちらから。)
まず、京都の
戦国グッズ専門店 戦国魂
(せんごくだま)」に、
ファン魂を揺さぶられる思いです。
特に、サイト左上の「武将名検索」でグッズを探せる、ファンの気持ちを心得たサイトが、
ファン魂に否応無く火をつける!ファイア!!
食い気優先だと、
DE・ALCA(信長が愛した金平糖)
が気になる。
それから特に、「胆の毒」あめ
なんて、小洒落が効いてる。
さらに、
東京・千代田区の書店歴史時代書房 時代屋
」については、
衝撃の記述あり。
記事中に、
『「ちかちゃんの本やグッズがこんなにあるー!」
と、若い女性の黄色い声 』・・・云々と。
エエーッ!
ちかちゃんって、長宗我部元親!ですかっ!
一昔前なら、
どちらかといえばマイナーなポジションだったと
思われる戦国大名も、今や堂々と脚光を浴びる時代!
コッソリ主張系グッズとしては、
戦国武将クリアファイル(A4)
が気になる。
なお、楽天店よりも、歴史時代書房 時代屋 公式HPのは、さらに充実の印象。
時代は、もうひこにゃんに驚いている場合ではない。
嗚呼、我、甚ダ遅レタリ。
既にご存知の皆様には御免ください。
次回の上洛時には、誠心寺参詣の次に、戦国魂か。
はたまた、
次回江戸入りでは、通例の泉岳寺にくわえ、マルベル堂と、時代屋か。
・・・我ながら・・・なんという、ヲタな・・・。
(古っ!!)が歌える方は、数少ない我が同輩!
以下、珍しく戦国シャウトです。
実は、安土・桃山についても、一言物申したいクチで、
幼少からの大河視聴記録を毎週更新している我、
類は友を呼び、当ブログに常々ご参集の
おのおのがたにおかれましても、きっとご同様かと推察いたします。
三国志と結束ドラマのネッ友・千華さん(現在、さこみつ御熱愛中)の影響で、
安土・桃山アンテナの感度も最近UPであります。
さて先週の日本経済新聞で、
日本史をテーマにした店舗情報を発見。
��記事本文は→こちらから。)
まず、京都の
戦国グッズ専門店 戦国魂
ファン魂を揺さぶられる思いです。
特に、サイト左上の「武将名検索」でグッズを探せる、ファンの気持ちを心得たサイトが、
ファン魂に否応無く火をつける!ファイア!!
食い気優先だと、
DE・ALCA(信長が愛した金平糖)
それから特に、「胆の毒」あめ
さらに、
東京・千代田区の書店歴史時代書房 時代屋
衝撃の記述あり。
記事中に、
『「ちかちゃんの本やグッズがこんなにあるー!」
と、若い女性の黄色い声 』・・・云々と。
エエーッ!
ちかちゃんって、長宗我部元親!ですかっ!
一昔前なら、
どちらかといえばマイナーなポジションだったと
思われる戦国大名も、今や堂々と脚光を浴びる時代!
コッソリ主張系グッズとしては、
戦国武将クリアファイル(A4)
なお、楽天店よりも、歴史時代書房 時代屋 公式HPのは、さらに充実の印象。
時代は、もうひこにゃんに驚いている場合ではない。
嗚呼、我、甚ダ遅レタリ。
既にご存知の皆様には御免ください。
次回の上洛時には、誠心寺参詣の次に、戦国魂か。
はたまた、
次回江戸入りでは、通例の泉岳寺にくわえ、マルベル堂と、時代屋か。
・・・我ながら・・・なんという、ヲタな・・・。
2008年9月16日火曜日
帰って来た用心棒 第二十六話 狂気の夜
平然と毒物を飲み下す万平旦那。

細かいところまで演技の手を抜かない
左右田一平さん。
左目尻の深い皺をご覧あれ!
湯飲みと手で、顔がほとんど隠れちゃうのに、
ほんの数秒うつるこの皺だけで、
毒を飲まされているシリアスな状況がアリアリ。
グッジョブ。
前日に予告されていたので、初見の日は、もー、
万平ファンは冒頭からハラハラの巻です。
しかし、さすがは万平旦那。
天地正大流リスクマネジメント術 全開!
番所訪問から不審な男確保まで、品田万平
実に4分30秒の独壇場。
万平旦那、さすがだ! としか言えん。
番所の戸を閉めてから、ただの時間稼ぎの応酬と思いきや、
冷静に短銃を観察し、連発式ではないことを
看破した上での、計算済みの対応。
想定外かつ、不利な状況からの一発逆転。
毎回、天地正大流には学ぶべき点が多い。
実は、皆様お気づきのとおり、この回は、
前日の予告編のナレーションで
既に充分に語り尽くされている。
「狂気の沙汰が夜の京都を巻き込み、
なぜ人が殺されていくのか、誰も分からない。
ただ大勢の人が意味もなく、その命を奪われていく。
闇を裂いて轟く銃声、
浪人は殺気を漲らせて走り、
田島次郎は怒りを迸り、
品田万平は平然と毒物を飲み下す。
無頼の男たちは誇らしげに、狂気の夜を売り渡そうと企む。
街の片隅に女たちだけの小さな宴が開かれるとき、
その夫たちは恐怖のどん底に落ち込む。
幕末非情の夜が明けた時、持ち主を失った一つの包みが
虚しく引き取り人を待っている。」
この、狂気のテロの一話を、実によく物語っている上に、
実は今もどこかで同様の事件が起きているに違いない、
恐ろしい確信が背中合わせに迫ってきます。
このナレーション、人名や一部を除けば、
ニュースとして報道されていても不思議はない。
「フィクションです」と、言い切れない。
三人の浪人の会話が、この状況を端的に物語る。
田島次郎「まるで人殺しの意味が分からない」
謎の浪人「意味はある。大勢殺したと言うことだ」
品田万平「何だか知らんが、狂気の沙汰としか思えん」
せめて品田万平の飄々ぶりと、
青木・千造・十吉とその女房達のコミカルさに、
そっとくるんで、お茶の間に届けてくれたのは、
結束先生の慈悲とも思える。
我々弱い人間は、いくら時代が下ろうとも、
狂気に転落する危うさを永久に孕み続けるであろうことを、
静かに示されているような、怖い一話です。
サイドストーリーの、女たちの宴会、
ラストで夫達のもとへ駆けつけさせ、
その無事な姿を見せて、視聴者とともに
安堵を分かち合うための伏線だったかと、
いつもながら、巧妙な結束の罠に嵌められた。
不気味なほどの深さとともに、技あり、
いや、一本でしょう。一本!!
細かいところまで演技の手を抜かない
左右田一平さん。
左目尻の深い皺をご覧あれ!
湯飲みと手で、顔がほとんど隠れちゃうのに、
ほんの数秒うつるこの皺だけで、
毒を飲まされているシリアスな状況がアリアリ。
グッジョブ。
前日に予告されていたので、初見の日は、もー、
万平ファンは冒頭からハラハラの巻です。
しかし、さすがは万平旦那。
天地正大流リスクマネジメント術 全開!
番所訪問から不審な男確保まで、品田万平
実に4分30秒の独壇場。
万平旦那、さすがだ! としか言えん。
番所の戸を閉めてから、ただの時間稼ぎの応酬と思いきや、
冷静に短銃を観察し、連発式ではないことを
看破した上での、計算済みの対応。
想定外かつ、不利な状況からの一発逆転。
毎回、天地正大流には学ぶべき点が多い。
実は、皆様お気づきのとおり、この回は、
前日の予告編のナレーションで
既に充分に語り尽くされている。
「狂気の沙汰が夜の京都を巻き込み、
なぜ人が殺されていくのか、誰も分からない。
ただ大勢の人が意味もなく、その命を奪われていく。
闇を裂いて轟く銃声、
浪人は殺気を漲らせて走り、
田島次郎は怒りを迸り、
品田万平は平然と毒物を飲み下す。
無頼の男たちは誇らしげに、狂気の夜を売り渡そうと企む。
街の片隅に女たちだけの小さな宴が開かれるとき、
その夫たちは恐怖のどん底に落ち込む。
幕末非情の夜が明けた時、持ち主を失った一つの包みが
虚しく引き取り人を待っている。」
この、狂気のテロの一話を、実によく物語っている上に、
実は今もどこかで同様の事件が起きているに違いない、
恐ろしい確信が背中合わせに迫ってきます。
このナレーション、人名や一部を除けば、
ニュースとして報道されていても不思議はない。
「フィクションです」と、言い切れない。
三人の浪人の会話が、この状況を端的に物語る。
田島次郎「まるで人殺しの意味が分からない」
謎の浪人「意味はある。大勢殺したと言うことだ」
品田万平「何だか知らんが、狂気の沙汰としか思えん」
せめて品田万平の飄々ぶりと、
青木・千造・十吉とその女房達のコミカルさに、
そっとくるんで、お茶の間に届けてくれたのは、
結束先生の慈悲とも思える。
我々弱い人間は、いくら時代が下ろうとも、
狂気に転落する危うさを永久に孕み続けるであろうことを、
静かに示されているような、怖い一話です。
サイドストーリーの、女たちの宴会、
ラストで夫達のもとへ駆けつけさせ、
その無事な姿を見せて、視聴者とともに
安堵を分かち合うための伏線だったかと、
いつもながら、巧妙な結束の罠に嵌められた。
不気味なほどの深さとともに、技あり、
いや、一本でしょう。一本!!
登録:
投稿 (Atom)