志賀直哉原作『赤西蠣太』あかにしかきた akanishi kakita
約10年前に録画した、
北大路欣也さん版のドラマを繰り返し鑑賞。
最後のシーン、腰元さざなみ(原作では小江)の家のシーン、
さざなみ(鈴木京香)が、婆やから、赤西が訪ねてきたことを告げられ、
慌てる様子が、たしか片岡千恵蔵版にはなかった演出で、
女心が出ていてヨカッタ!
「着替えなくては!」
「ばあや、てつだっておくれ」
「引き出しから箪笥を出して」
「・・・あわてちゃだめですよー」
と、落ち着いた容貌なのに、心の中では蠣太を信じて待っていた風情と、
娘らしいトキメキっていうんでしょーか、微笑ましいシーンです。
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